食生活

バラや家庭菜園にも有効!? デグー飼育における廃棄される牧草の有効利用方法

デグーを飼育しているとゴミが多くなりますよね。

特に廃棄量が多くなるものとして、床材と食べ残しの牧草があります。
今回の記事では、廃棄される牧草の我が家での再利用方法を紹介します。

 

牧草はどれくらい捨てられる?

飼育下におけるデグーは、牧草を主食としています。

我が家では食べ放題になるように、毎日多めに補充しています。
それにデグーは牧草の好きな箇所だけを選んで食べます。

そうなると、どうしても牧草を捨てる量が多くなります。

我が家での牧草の廃棄量は、一週間でスーパーのレジ袋が一杯になる程度でしょうか。
イメージ的には与えている量の半分は捨てているような感じがします。

捨てる牧草を再利用

毎週のように捨てられていく牧草を見ていると、正直「もったいない」と感じます。
ゴミの量が多くなるので、ゴミ袋を圧迫していますしね…。
何か有効利用できないかと考えていました。

再利用方法を思いついたは2018年の夏ごろでしょうか。
2018年の夏といえば、記録的な猛暑です。

我が家の庭にある植物達が暑さで消耗していました。
その様子をみて、マルチングが必要であると考えました。

近くのホームセンターで「敷き藁」を買いに行くと、1パック400円ほどしました。
敷き藁は米を収穫した後の稲わらです。

そこでひらめいたのが、「牧草」です。
牧草も同じイネ科の植物です。

これなら牧草で代用できるんじゃないかと思いました。
そこから牧草をマルチングとして使用しています。

マルチングとしての牧草

ニンニクのマルチング

 

牧草を敷き藁の代用とすることは可能です。

特に向いているのが一番刈りの牧草です。

茎が太く硬いことでマルチングとしての効果が十分に発揮されます。
葉の部分は濡れるとべたつきやすいので、大量に入れることはやめておいた方が良いでしょう。

2番刈りや3番刈りは葉が多くなるため、茎と葉をある程度分類する必要があると思います。

デグーが食べた後にマルチングと使用するので、一番刈りであれば茎と葉の分類は必要ない感じです。

デグーのうんちが混ざったりや、牧草が尿で汚れていてもお構いなしにマルチングとして使用しています。
でも、葉野菜など生で食べる際には何があるのか分からないので、使用に注意が必要かもしれませんね。




マルチングの効果

バラ栽培や家庭菜園にマルチングは非常に効果的です。
その効果は様々です。

夏場の土壌の乾燥を防ぐ
夏は地温の上昇を抑え、冬は地温の低下を抑える
霜や寒風の冷害から作物を守る
雑草の繁茂を抑る
トマトなど果実が土に触れるのを防ぐ
雨ハネを抑え、病気が出にくくする
使用後はそのまま土にすきこむ事で分解し土に還元する

マルチングに使った牧草は適度に土にすき込んでいくと分解されて土に還ります。
牧草は敷き藁よりも柔らかいので、多少分解が早いかなという印象があります。

冬はほとんど分解されませんが、暖かくなると虫や微生物の活動が活発になるので、分解が早くなります。

牧草の分解は一年あれば完全に分解されるでしょうか。

牧草をすき込む際の注意点

分解される際にはガスや熱が発生するので、植物を植える直前や栽培中のすき込みには注意が必要です。

一度に分解できる量には限界があるので、あまり大量にすき込まないようにしてください。
また分解する際には窒素が消費されるため、肥料が欠乏して植物が育たなくなる可能性があります。

まとめ

牧草をマルチングするようになって、ゴミの量が明らかに減りました。
また庭の土に還元することで環境にも優しくなります。

ペット飼育というものは環境に優しいものではありません。

少しでもその負担が和らげる方法であるので、これからも有効活用していこうと考えています。

 

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