正月休みというのは意外と短く感じますよね。
あっというまに終盤戦を迎えており、やり残したことをやっていかないといけないなと予定を考えています。
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オートミールとは

オートミールの原材料はオーツ麦です。
カラス麦、燕麦(えんばく)などとも呼ばれていますね。
イネ科の一年草の植物となっています。
そんなこと言っても馴染みのない人にはイメージがしずらいですよね。
ヒトが食べる場合には、グラノーラ・ミューズリーなどに加工されてよく食べられている穀物のひとつ。
動物で関わりがあるとすれば、猫草として一般的に売られているのが燕麦です。
他にも鳥のエサや、我が家で暮らしているデグーなどげっ歯類のおやつとしても販売されています。
オートミールの栄養
オートミールの栄養成分は炭水化物がメインになっていますが、他の栄養にも優れた食品です。
私もミューズリーとしてオートミールを摂取しています。
以前にはグラノーラが流行したこともあり、少しずつ高い栄養価が評価されてきているように感じます。
オートミールの栄養成分(精白米との比較)
下記にオートミールの栄養成分を紹介します。
比較として精白米の栄養成分の並べて紹介します。
オートミール | 精白米 | |
エネルギー(kcal) | 380 | 356 |
たんぱく質(g) | 13.7 | 6.1 |
脂質(g) | 5.7 | 0.9 |
炭水化物(g) | 69.1 | 77.1 |
食物繊維(g) | 9.4 | 0.5 |
ナトリウム(mg) | 3.0 | 1.0 |
カルシウム(mg) | 47.0 | 5.0 |
鉄(mg) | 3.9 | 0.8 |
ビタミンE(mg) | 0.6 | 0.1 |
ビタミンB1(mg) | 0.2 | 0.08 |
ビタミンB6(mg) | 1.11 | 0.12 |
オートミールと精白米の栄養成分を比較すると、意外とオートミールのエネルギーが高いですよね。
これは脂質量の差によって生まれています。(脂質は1gあたり9kcal)
炭水化物の量でいうとオートミールの方が少なくなっています。
順番が前後していますが、たんぱく質は精米の約2倍強あります。
ここでは紹介していませんが、小麦粉全粒粉のたんぱく質は12.8gです。
そのことから、殻も使われている全粒状態であるかどうかで、たんぱく質の量が増えていることがうかがえますね。
次に食物繊維はオートミールの方が精白米と比較すると20倍近い差があります。
精白米には食物繊維がほとんど含まれてないと判断して良いでしょう。
オートミールの食物繊維は、水溶性と不溶性の両方の食物繊維を含んでいます。
小さい子どもには、この食物繊維が排便をスムーズにすることに繋がります。
そして、オートミールで最も注目すべき栄養素として「カルシウム・鉄」があります。
カルシウムや鉄分は日本人に不足しがちな栄養素と言われています。
特に今回の記事で紹介するように、子どもたちには摂取してもらいたい栄養素となっています。
オートミールの種類

オートミールは主に5つの種類に分けられています。
オートミールを購入する際に迷いやすい項目ですので、種類の名前だけでも覚えておくと間違えることが少なくなります。
スティールカットオーツ
オーツ麦を殻を取り外した粒だけの状態を、2~3個に割った状態のもの。
カットオーツと呼ばれる場合もあります。
粒が潰されていない状態なので、調理しても粒感が残り食感を楽しめるのが特徴です。
オーツブラン
オーツ麦の皮の部分のことです。
この皮を粉砕して粉状にして用いられます。
栄養成分はオートミールと比較しても、食物繊維やミネラルが非常に豊富となっています。
ただし、そのまま調理して食べるには不向きとなっています。
パンを作る際に小麦粉に混ぜるなどが一般的な使用法となっています。
ロールドオーツ
オーツ麦の殻を取り外し、蒸して平らに伸ばして乾燥させたもの。
上記のスティールカットオーツとオーツブランとの違いは加熱されていることです。
熱処理されているため、そのまま食べることが可能です。
ミューズリーに含まれているオートミールは、このロールドオーツとなっています。
しかし、少し固めの状態ではありますので、調理することによってより食べやすい状態となります。
クイックオーツ
ロールドオーツからさらに薄く細かく加工されたのがクイックオーツです。
細かく砕かれているため、調理時間が短く済み食べやすくなっています。
ただし、ロールドオーツのように食感は強くなく、あまり無い状態になっています。
今回の記事で紹介するのは、このクイックオーツです。
インスタントオーツ
クイックオーツにあらかじめ味付けをされているものをインスタントオーツと呼ばれます。
牛乳やヨーグルトをかけて、そのまま食べることができます。
インスタントオーツは、正直あまり日本では見かけることがありません。
海外ではスーパーでも並んでいるようなくらい一般的で、一食分が小分けされて売られています。
離乳食では中期頃から
オートミールを離乳食に取り入れる場合には、中期頃からにしてください。
初期からでも可能ではあるが、裏ごししてペーストにする必要がある
離乳食にはクイックオーツを使う
離乳食では柔らかいクイックオーツを使用してください。
最初は少量から与えていき、徐々に量を増やしていきます。
クイックオーツは、水や粉ミルクで溶きレンジでチンをします。
固さは様子を見ながら調整します。
オートミールは時短調理が可能なので忙しい朝に最適
我が家には2人の娘がいます。
上は3歳で下は1歳になります。
二人とも保育園に通っておりますが、現在は別々の保育園に通うことになっています。
夫婦共働きで、朝の時間というのは、なかなかの忙しさがあります。
子どもは機嫌や気分によって、思い通りに動かないことが多々ありますよね。
その中で朝食の準備というのは、出来る限り短く済ませたいものです。
簡単に済ませたいのであれば、パン食が良いかと感じていますが、栄養面ではどうしても炭水化物が中心となり偏りがちです。
我が家の一歳児の朝食はオートミール中心
その中で、オートミールというのは助かるんですよ。
栄養価が高い
調理の手間が掛かりにくい
アレンジも効きやすい
下の娘は、1歳2ヶ月(2020年1月段階)です。
離乳食に関しては、完了食まで移行することができています。
歯も揃い始めているので、ある程度の固さまで噛むことができます。
下の娘の時期は、完全な卒乳には至っていませんが、食事からの栄養摂取が重要となる時期です。
特に栄養素としてカルシウムや鉄の摂取には注意が必要です。
そこで精白米より栄養豊富なオートミールをメインとした朝食が有効となります。
我が家のオートミールの簡単朝食レシピ
我が家ではよくあるオシャレな朝食的なものはありません。
それを期待されたら困ります…。
その辺にある割とある手抜きな「一般的な家庭の朝食を紹介する」程度のもので見ていただけたら幸いです。
だいたい3パターンくらいのレシピで回しているかな。
- オートミール+牛乳(粉ミルク)+りんご+ほうれん草+コーンフレーク
- オートミール+牛乳(粉ミルク)+ミックスベジ+バナナ+コーンフレーク
- オートミール+ルイボスティー+手作りふりかけ
オートミールの他にバナナとヨーグルトを食べています。
「りんご・ほうれん草・ミックスベジタブル・手作りふりかけ」は作り置き食材として冷凍しています。
コーンフレークは、甘みと風味を追加するために入れています。
オートミールに味付けをしていないので、コーンフレークを入れることで食べやすくしています。
ルイボスティーは私が水筒にいれるように沸かしています。
それを使いまわしているだけなので、お湯だけでも問題ありません。
1・2は洋風の味付け
3は和風の味付け
作り方は材料入れてレンチンするだけ
作り方は簡単です。
上記の材料を器に入れてレンチンするだけで大丈夫です。
入れる材料の量も適当です。
コーンフレークは後入れの方が粒が残るので、その方が見た目や食感が良くなります。
ちまたにオートミールのレシピが溢れていますが、毎回計量なんて面倒でできないじゃないですか。
特に忙しい朝にやってられません。
子どもによって食べる量とか違いますし、食事の好みもあります。
子どもの食べる加減によって、量や配分を調整していくことで、MYレシピとして進化していくものだと考えています。
レンチンする時間も結構適当で大丈夫です。
牛乳が冷えている状態だったら、700Wで1分くらいでしょうか。
レンチン時間はやり過ぎると熱くなりますし、オートミールがペースト状になってしまいます。
短い時間で様子見ながら、程よい時間を見極めるようにしています。
オートミールは加熱すると水分を吸いますので、仕上りの水分量が少なければ足すようにしています。
我が家では少し水分量が多い状態で食べさせています。
朝食ですので、水分量が多い方が食べやすくなると感じています。
牛乳は非加熱で飲めるようになってから与える
上のレシピで気を付けないといけない点があります。
牛乳が非加熱で飲めるようになってから与えてください。
牛乳が非加熱で飲めるようになる目安として、厚生労働省から「1歳を過ぎてから」とされています。
非加熱の牛乳は消化器官に負担をかける場合があるので、離乳食が進み消化器官が発達してきた1歳頃が目安とされています。
我が家で愛用しているクイックオーツ
我が家で愛用しているクイックオーツは通販で購入しています。
有機オートミールで農薬・化学肥料無使用となっています。


写真では意外と粒があるように見えますが、加熱すると粒が柔らかくなり食べやすい状態になります。
我が家でも上の娘のときから引き続き購入していて、何だかんだで2年くらいは愛用しているんじゃないでしょうか。
量販店やスーパーでもクイックオーツが販売されていますが、少量で割高感があります。
離乳食で使用する時は最初はスーパーで購入したオートミールを使用し、食べてくれるようであれば我が家のように大きなパックを購入するのがおすすめです。
オートミールは開封後は冷蔵庫に保管する
オートミールは見た目の通り穀物です。
小麦粉同様に虫が付きやすい食材となりますので、開封後は必ず冷蔵庫に保管するようにしてください。
オートミールの賞味期限は半年~1年くらいありますので、長期保管には気を付けるようにしてください。