バーベキュー

おうちバーベキューで楽しむ鶏胸肉のグリルのレシピ【PULSE 1000】

我が家ではWEBERの電気式グリル「PULSE 1000」を購入し、おうちバーベキューを楽しんでいます。

PLUSE 1000は、電気式であるためコンセントを指すだけで、本格的なアメリカンバーベキューを楽しむことができます。
手軽に楽しめることから、休日は中庭で食事することが多くなりました。

普段から使えることから、使用する食材は手軽なもので楽しんでいます。

今回の記事では安く購入することができる鶏むね肉を使用したレシピを紹介しています。

安い鶏胸肉もPULSE 1000で焼くとジューシーで癖のない仕上がりになりますよ。

 

グリルを十分に予熱する

PULSE 1000は予熱を行ってから調理をします。
焼き網やグリル内を十分に熱い状態にして置くことによって、調理時に温度が下がりにくくなります。

予熱の時間は気温に左右されますが、最高温度である315度に達するには30分前後かかります。

予熱を行っている時間に食材の準備を行いましょう。

グリル内の温度を上げているときは、グリル内の汚れを炭化させるため煙が出やすいです。
ベランダなどで、おうちバーベキューしているときは窓を開けていると匂いが室内に入り込むことが…。
予熱中は窓を閉めているのがオススメ

鶏胸肉の下処理をする

グリルを予熱している間に鶏胸肉の下処理を行います。

下処理は余分な脂と血液の汚れを落とすことです。
余分な脂は主に皮面についています。
皮を取るのであれば、ほとんどが一緒に脂も取れてしまいます。

血液は鶏胸肉に血管が少し残っている場合があります。
そこを包丁で切り落とすような感じです。

皮は取った方が良い

鶏胸肉に関しては皮は取った方が美味しく仕上がります。

美味しく仕上がる理由としては主に2点あります。

  1. 綺麗な焼き目をつけることができる
  2. 調味料が馴染みにやすくなる

鶏胸肉の皮は、もも肉と違って身全体を綺麗に覆っていません。
少し足りなかったり、めくれていて汚かったり。
そのため、グリルで焼いても途中で身と皮が分離して焼き目が綺麗に入りません。

鶏胸肉は身に厚みがあるので、調味料が馴染みにくい食材です。
今回のレシピのように直前に味付けするのであれば、表面のみ調味料が馴染み、中心部には調味料が馴染みません。

そこに皮があれば、余計に身に調味料が馴染みにくくなります。

このように鶏胸肉に関しては皮はあらかじめ取り除いている方が美味しく焼き上げることができますよ。

鶏胸肉を常温に戻す

鶏胸肉をグリルで焼く前に常温に戻します。
常温というのは15〜25度くらいの温度を指します。

鶏胸肉でしたら30分くらい置いておく感じでしょうか。

食材を常温に戻すことによって、焼き時間の短縮をすることができます。

鶏肉のグリルでは、中心温度を73度まで上げる必要があります。
焼く前の温度が低ければ、焼く時間が長くなり、鶏肉表面が加熱されすぎて硬くなります。
極端な話、表面が黒く焦げてしまっても、中心が生焼けだったなんてこともあり得る話です。

硬くなり過ぎるのを防ぐためにも、常温に戻すことで加熱時間を短くする必要があるんですよ。

夏場などあまりに暑い場合には、常温に置いておく時間を短縮してください。
雑菌が繁殖する原因になります。

表面に油を塗る

鶏肉を常温に戻しながら、次の工程に移ります。

鶏胸肉の表面に油を塗ります。
油を塗る工程は、一般的な調理ではあまり馴染みのない工程ではないでしょうか。

表面に油を塗ることによって、乾燥の防止と、油が加熱されて温度が満遍なく入りやすくなる効果があります。

塗る油は、植物性の油がオススメです。
植物性の油であれば何でも良いと言いたいところですが、生食向きの油は使用しない方が良いです。

生食向きの油とは、エキストラバージンオリーブオイルや亜麻仁油などが該当します。
この2つの油は発煙点が低いため、調理中に煙が出やすくなります。

一般的にはピュアオリーブオイルがよく使用されていますね。

我が家では普段から使用している米油を使用しています。
米油は無香無味のため、食材の風味の邪魔になりにくいですね。
また、発煙点も高いため煙が出にくくなっています。

調味料を付ける

調味料はお好みのものを使用してください。
シンプルに塩胡椒でも十分美味しく仕上がります。

ローズマリーやタイムを使って香り豊かにするのもアリですね。

バーベキューソースやタンドリー風にするなど、タレを使う場合には焼き加減に注意が必要となります。

タレがあると、どうしても焦げやすくなります。
焼き加減が難しくなる分、仕上がりが綺麗になりづらくなりますね。

個人的には鶏胸肉は塩胡椒や、ちょっとしたスパイスやハーブでアクセントをつけるシンプルな味付けが好みです。

カットしてから、そのまま食べても美味しいですし、ソースやサラダ感覚でアレンジして食べるのもオススメですよ。

鶏胸肉は食材自体の味がシンプルなので、好みの味付けにしやすい

プローブを挿入する

PULSE 1000はプローブという温度計が付属しています。

プローブを食材に差し込み中心温度を測りながらグリルすることで、ベストな焼き加減を作り出すことができます。

グリルに置いて蓋をする

プローブを指したら食材をグリルに置きます。

置き方は焼き網に対して斜め45度程度傾けた状態です。

傾けた状態で焼くと、焼き目が斜めに入ります。

見た目が綺麗になりますし、焼き目が入った箇所は香ばしくなりますので、斜めの焼き目が入っていることで味わいが均一になります。

グリルに置いたらトングなどで鶏胸肉を軽く押さえます。
押さえつけることで、焼き目が綺麗に入ります。

鶏胸肉を置いたら、グリルに蓋をして加熱をします。

蓋をすることで、上側から加熱もされまんべんなく火が入ります。

また、蓋が香りを逃がしにくくすることから、焼き目から発生する煙がスモーキーさをプラスすることになります。

鶏胸肉を反転する

スマホアプリ「weber connect」を使用していると食材の反転するタイミングを教えてくれます。

反転するタイミングに従って鶏胸肉を反転します。
反転したら、再び蓋をして加熱をします。

余熱で寝かせる

鶏胸肉の中心温度が73度になったら焼き上がりです。

「weber connect」がプローブによってリアルタイムで中心温度を測定していますので、焼き過ぎの心配はありません。
ただ、スマホやタブレットが手元にないと気付かない可能性がありますので、定期的に「weber connect」を覗き見する必要はあります。

鶏胸肉をグリルから降ろすと、すぐにカットせずに少し寝かせておきます。

すぐにカットすると肉汁が流れやすくなっています。
このことは牛肉のステーキやローストビーフなどでも言われているので、知っている方も多くありますね。

食中毒予防のためにも寝かせる

グリルから降ろして寝かせることには、食中毒の予防の効果もあります。

焼いている時の鶏胸肉の中心温度は73度ですが、寝かせることによって3~5度ほど上昇します。
中心温度は73度ですが、表面はもっと高い温度であるため、表面の温度が中心に伝わるために温度上昇が起こります。

温度が少し上がることによって食中毒を防ぐ効果が生まれます。

鶏肉はカンピロバクターやサルモネラ菌に大腸菌など、食肉の中でも食中毒の危険性が高い食材です。

どの温度まで加熱すれば菌が死滅するのかというと、それは菌によって温度の基準がことなります。

日本の基準で言うと、鶏肉に関しては中心温度が75度以上1分間の加熱です。
この基準を達することができれば、ほとんどの菌が死滅します。

菌を死滅させるのであれば、より高い温度で調理すればよいのですが、加熱のし過ぎは固くなる原因になります。

今回のレシピでの73度というのは、菌を死滅させつつ火の通りが絶妙な加減です。

鶏肉のグリルやソテーでは、胸肉に限らず73度という基準が美味しく安全に食べれる温度です。

鶏胸肉のグリルはヘルシーで飽きがこない

鶏胸肉は脂が少なくヘルシーです。
また味わいに癖がありません。

好みの味付けに仕上げることによって、どんな方にもオススメができる食材です。

おうちバーベキューでは、食材に気を使うことがなく肩ひじ張らずに楽しむのが良いと考えています。

鶏胸肉は価格が安く、どこのスーパーでも購入することができます。
普段から使用する食材としてはベストでしょう。

PLUSE 1000では、プローブを使用することでベストな焼き加減を実現することができます。