こんにちはTSUBAKIです。
これから夏本番ということで暑い日が続きますね。
夏は暑いだけじゃなく、天気の急変が起きやすい季節でもあります。
メダカ飼育にとっては厳しい季節になりますね。
メダカにとっても厳しく、お世話をするヒトも厳しい季節です。
今回の記事では夏のメダカの世話で大切な水換えについて解説していきます。
Contents
夏は水質が悪くなり大量死が発生する
夏場の屋外にジュースを放置していたらどうなりますか?
あっという間に傷んでしまって飲めなくなりますよね。
メダカの飼育水も同じです。
メダカの飼育水は排泄物やバクテリアなどで栄養分が豊富です。
特に夏場は飼育水が傷みやすく、水質がすぐに悪くなってしまいます。
水質が悪くなるということは、メダカにとって良くありません。
水質が悪くなると、メダカの大量死が発生し全滅することもあります。
夏場は飼育水があっという間に水質悪化する
水質悪化はメダカにとって命取り

メダカにとって飼育水は、住んでいる世界そのものです。
家でありお風呂でありトイレであります。
環境が悪化すれば生きていくことができません。
水換えは環境を良くするのに、一番効果的な方法です。
他に水を良くする方法としては、バクテリアを増やすことや水草をいれるなどあります。
しかし、バクテリアや水草に即効性はありません。
すでに水質が悪化している状況では効果がありません。
水換えは水質改善に即効性がある
水質悪化の判断の仕方
水質を善し悪しを判断をするにはいくつかの方法があります。
- 水質検査キット
- 匂い
- 色
- メダカの状態
一番確実なのは水質検査キットを使うことです。
水質検査キットでは水質の悪化を数値で判断することができます。
匂い・色・メダカの状態は飼育経験や日々の観察状況で左右されるため、確実な方法ではありません。
- 普段と違う水の匂いがした
- 水の色が急に変わった
- メダカに元気がない
- メダカが何匹も急に落ちた
上記項目は、普段の観察から違和感に気付くことが大切です。
水質が悪化する前に水換えをする
水質が悪化してからでは、水換えのタイミングが遅いです。
水質が悪化した状態だと、最悪な場合メダカが大量死します。
普段から観察で、あらかじめ水質悪化を予期するようにしましょう。
水換えは量より回数が大切

水換えは水質悪化に合わせて、水換えの回数を増やしましょう。
今まで週1回の水換えであれば、週2回に。
水換えの量は週1の時に1/3であれば、週2であれば1/4や1/5の量にします。
回数を増やした分、水換えの量を減らしましょう。
水換えは、多少なりとも水質の変化が起こるため、メダカに負担がかかる可能性があります。
水換えの量は、一回当たりの水量が多ければ多いほどメダカへの負担がかかります。
水換えは一回当たりの水量を増やすのは良くありません。
小さな容器ほど回数を増やす
水質悪化は、水量が少ない小さな容器ほど影響が出やすくなります。
NV13のように10L程度の容器で飼育しているのあれば、週2回の水換えと言わずに2〜3日に一回の水換えを行っても良いくらいです。
頻度を増やした分、水換えの量は減らしましょう。
低水量高頻度の水換えが大切です。
底床や底の汚れ掃除の回数は増やさなくて良い
水換えの回数を増やしていれば、底の掃除回数まで増やす必要はありません。
水換えをした際にある程度汚れは取り除かれます。
水換えで水質の悪化を抑えられています。
水換えの回数を増やして、底の掃除までしていたら大変でしょう。
底の掃除は今まで通りの頻度で行えば、十分に良い状態を保つことができますよ。
水換えは大変なので負担を増やしすぎない
水換えと足し水と組み合わせが効果的

水質改善のための水換えと、水の濃縮を防ぐための足し水。
二つの方法を組み合わせれば、より良い水質を維持することできます。
水質悪化の確認の際に、水量の低下にも気を使うようにしてください。
水が減っていれば、足し水をします。
汲み置きしている水があればベストです。
汲み置きの水を常備していないのであれば、カルキ抜きを使って水を作りましょう。
少量であれば水温やPHによる影響は受けにくいです。
そのままカルキ抜きをした水を入れて問題ありません。
飼育水は蒸発によって濃縮されるので足し水をしましょう

まとめ:夏のメダカ大量死は水換えによって防ぐ
夏にメダカが複数匹同時に落ちてしまう主な要因は、高水温と水質悪化が大多数を占めます。
どちらの要因も、発生すると容器内のメダカが全滅することだってあります。
- 高水温は遮光や置き場所によって改善
- 水質悪化は水換えによって改善
水換えはメダカの健康にとって非常に大きな意味を持っています。
水換えの量は一回当たりの水量よりも回数を重視してください。
定期的な水換えにより水質が悪化するのを抑えていきます。
夏の水換えは大変です。
出来るだけ涼しい時間帯に行い、熱中症に気をつけてくださいね。
私は毎日朝6時からメダカの世話をしています。
仕事があるときは、バラの水やりや庭の手入れを含めて20分ほど。
休日であれば1時間半ほど作業をしています。
その時間帯であれば日差しがなく、1日で一番涼しい時間帯なので比較的作業しやすいですよ。
おまけ:我が家の水換えは足し抜き
我が家の水換え環境は、ちょっと特殊かもしれません。
現在の水換え頻度としては、毎日行っている感じになっています。
あまり聞きなれないかもしれませんが、足し抜きという手法を使っています。
我が家は庭にバラと家庭菜園があります。
夏の間は毎日水やりが必要となります。
特にブルーベリーなどは朝夕2回の水やりが必要となるほどです。
バラに関しては朝夕やった方が良いですが。
朝のバラの鉢植えの水やりはメダカの飼育水を使用しています。
バラの鉢植えは10鉢以上ありますので、毎日水やりをしていたら結構な水量になるんですよね。
メダカの水換えとバラの水やり、どちらも別々に行っていたら水道代が大変なことになります。
そのためメダカの飼育水をバラの水やりに使用し、飼育水を抜いた分を足し水で補っています。
浄水器(マーフィード)を使用し、メダカ容器に直接給水します。
給水すれば水位が増しますが、バケツで水やり用の飼育水を抜きます。
給水量と抜いた水量が均等になれば、水位が増すことがありません。
メダカとしては、徐々に給水されている形になるので、負担も少ない方法です。
我が家では足し抜きを毎日行っているため、水は非常にきれいな状態を維持しています。
園芸用の特殊な散水ノズルによって、空気を強制的に水に溶け込ましているので水中酸素も豊富に保つことができています。
そのせいでエビが爆殖してしまっていますが…。