ヒメタニシ

ヒメタニシとラムズホーンはどっちが良い?メダカ飼育方法で変わる!

こんにちはTSUBAKIです。

メダカ飼育ではメダカだけの飼育と、ミナミヌマエビやヒメタニシなどと一緒に飼育する場合があります。

メダカだけの飼育では、メダカの管理だけに気を付けていればいいです。
他の生体がいると気をかけるポイントが増えてしまいます。

しかし、他の生体と一緒に飼育するとメリットがたくさんあります。

今回の記事では、ヒメタニシとラムズホーンの使い分けについて解説します。

ヒメタニシとラムズホーンの目的は似てるようで違う

ヒメタニシとラムズホーンは同じ巻貝の一種です。

巻貝を飼育容器に入れる目的として、主に2つあります。

  1. 餌の食べ残しを食べる
  2. 壁面のコケを食べる

ヒメタニシとラムズホーンは2つとも食べてくれます。

どちらを飼育容器に入れても問題が出るかといえば、問題は出ません。

しかし、ヒメタニシとラムズホーンでは向いている飼育方法に違いがあります。

ヒメタニシが向いている飼育方法

ヒメタニシは巻貝の中で特殊で、2種の食事方法を併せ持っています。

  • 濾過摂食
  • 刈り取り食(デトリタス食)

濾過摂食は二枚貝と同じように水を吸い込み、水中に含まれる微生物などを濾し取って食べます。
刈り取り食(デトリタス食)は、口から壁面についたコケや残りエサなどを刈り取るように食べます。

ヒメタニシは、2つの食事方法を行い、巻貝と二枚貝どちらの特徴も併せ持った生体になります。

ビオトープ

ヒメタニシは微生物が豊富な水質を好みます。

ビオトープは底砂や植物を入れることで、そこに多くの微生物が発生します。

微生物はヒメタニシが濾過摂食で食べるごちそうとなるため、ビオトープでの飼育に向いているといえます。

クリアウォーター

ヒメタニシの濾過摂食によって水中の微生物が減っていきます。

主に影響するのがグリーンウォーターです。
グリーンウォーターは水中にある植物プランクトンが多くいることで、水が緑色に見えています。

その植物プランクトンをヒメタニシが食べることによって、水が透明なクリアウォーターになります。

クリアウォーターでメダカを飼育したい時にはヒメタニシを入れるのが最適です。

大きな容器

ヒメタニシは大きくなると殻の長さが3cmほどになります。
大人のヒメタニシは結構な存在感ですね。

小さい容器ですと食べるものが少なく、餓死する恐れがあります。

ヒメタニシを入れる容器のサイズの目安は、ベアタンクであれば30L前後くらいでしょうか。
底砂や水草が入っている環境では、微生物やコケが発生しやすいため、ベアタンクより多めに入れても良いでしょう。

我が家では底砂が入っている容器に10Lあたり1匹くらいの目安で入れています。

容器の数が少ない

ヒメタニシはラムズホーンと比較すると増えにくい生体です。
雌雄が別になりますので、分けて入れれば増えることがありません。

また卵胎生で稚貝を生むため、卵を産み付けるパターンより増えるスピードが緩やかです。

そのため、飼育容器が少ない場合には程よいヒメタニシの数を維持できますよ。

ラムズホーンは増えるスピードが早いため、あっという間に入れる容器がなくなってしまうことがあります。

ラムズホーンが向いている飼育方法

ラムズホーンはカタツムリのような形状で色もカラフルです。
動きは活発で、食べ物を探して動き回ります。

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ベアタンク

ベアタンク飼育とは飼育容器内に何も入れない飼育方法です。
飼育容器内に底砂や水草を入れず、メダカなどの生体のみで管理しています。

ラムズホーンは刈り取り食のみですので、餌の残りや壁面のコケをよく食べてくれます。

ベアタンク飼育だと餌などを分解するバクテリアが増えにくくなっています。

餌が底に残った状態だと水質が悪化するため、ラムズホーンに食べてもらうことで水質悪化のスピードを緩やかにします。

グリーンウォーター

ラムズホーンは濾過摂食をしないため、グリーンウォーターに影響がありません。

ヒメタニシは、濾過摂食でグリーンウォーターの元である植物プランクトンを食べるため、色が薄くなってしまいます。

グリーンウォーター飼育で巻貝を入れるのであれば、ラムズホーンがオススメですよ。

小さい容器

ラムズホーンは大きくなるとヒメタニシと同じく、殻の大きさが3cmほどになります。
しかし、殻のボリュームが違うため、ラムズホーンの方が少し小さくなります。

そのため、小さめの容器にも対応することができます。

小さめの容器にはラムズホーンを少し入れ、足りないようであれば足していく感じで様子を見ましょう。

容器の数が多い

ラムズホーンは繁殖力が強いので、環境が良いと増えるスピードが早くなります。

飼育容器が10個以上ある場合には、増えたラムズホーンをそれぞれの飼育容器に入れることができます。

増えすぎた場合でも、容器の数が多いと許容量が多くなるため、ラムズホーンで溢れかえるということが防ぐことができます。

飼育環境でヒメタニシとラムズホーンを使い分ける

ヒメタニシとラムズホーンは同じ巻貝ですが、食べ物や得意とする環境が違っています。

上記に紹介したように、あなたの飼育環境によってどちらを選ぶか決めると良いでしょう。

 

ヒメタニシが向いている飼育方法

  • ビオトープ
  • クリアウォーター
  • 大きな容器
  • 容器の数が少ない

ラムズホーンが向いている飼育方法

  • ベアタンク
  • グリーンウォーター
  • 小さい容器
  • 容器の数が多い

 

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