コケ対策

ビオトープがコケまみれ!?アオミドロなどを減らし綺麗にする工夫

こんにちはTSUBAKIです。

ビオトープは植物と生体が伸び伸びと生きているようで綺麗ですよね。

しかし、日が経つにつれて、どんどんコケが増えてきて汚くなってきた経験はありませんか?

今回の記事ではビオトープがコケまみれになった時の工夫を紹介します。

ビオトープとコケは切っても切れない関係

ビオトープでメダカなどを飼育していると、必ずと言っていいほどコケが発生します。

このコケが大繁殖して容器内がコケまみれになることもあります。

コケが多くなると弊害が出てきます。

  • 見た目が悪い
  • 泳ぐスペースが減る
  • 生体が絡まる
  • 酸欠になる

コケが増えすぎて良いことはありません。

コケ(アオミドロ)をゼロにするのは無理

コケが飼育容器内に全くないゼロの状態にするのは無理です。
ある程度のコケのは許容しましょう。

管理された屋内の水槽であってもコケは生えます。
それが屋外のビオトープで自然に任せた環境では、コケが出ないはずがありません。

コケを出来るだけ少なくする状態を目指しましょう。

コケが出るのは水中の栄養が多いから

コケはどうして出てくるのでしょうか。
コケの発生原因を知ることによって、コケを減らす対策が出てきます。

コケが出るのは水中の栄養が多くなっていること(富栄養化)です。

富栄養化の原因

  • 餌の食べ残し
  • 生体の排泄物
  • 日当たりが良すぎる

ビオトープにおいてメダカを飼育していたら富栄養化は徐々に進行していきます。



コケ(アオミドロ)を減らす方法

コケ(アオミドロ)の発生を完全に無くすことはできませんが、減らすことはできます。

物理的に取り除く

増えてしまったコケは何もしなかったら減ることはありません。
増え続けていきます。

最初にすることは、生えているコケを取り除くことです。

あまりにコケがひどい場合には、飼育容器のリセット(最初からセットし直す)が必要となります。

リセットせずにコケを取り除く方法は以下の通りです。

  • 手で取る
  • ピンセット・箸で取る
  • 網ですくう
  • ブラシやスポンジでこする

どれくらいコケを取り除けばいいのかというと、出来る限り取り除いたほうが良いです。

物理的に取り除いて、コケを出来るだけ少なくすることで、今後のコケとの付き合いが楽になりますよ。

水換えを頻繁にする

飼育容器内の水換え回数を多くし、古い水を新しい水に入れ替えていきます。

当然ながら新しい水(水道水)は、栄養素が少ない状態です。
古い水は栄養が豊富ですので、排出することで余分な栄養を減らすことができます。

今まで水換え回数が週1回だったのであれば、週2回にします。

回数を増やせば、それだけ飼育水の富栄養化を防ぐことができます。

暖かい時期であれば、水換え回数が増えても大きな問題にはなりにくいです。
出来る範囲で水換えを増やしていきましょう。

底砂掃除をする

底砂にはメダカやエビのフンが溜まります。
それ以外にも様々な汚れが溜まっていきます。

底砂を掃除することで、汚れを排出し飼育水の富栄養化を防ぎます。

底砂掃除にはアクアリウム用の専用のポンプがあります。

赤玉土を使用している場合には、赤玉土が崩れやすいため掃除が難しくなります。

私の底砂のオススメ

私の底砂のオススメは、大磯砂や溶岩砂利などの砂利系です。

砂利系の底砂は、掃除しても崩れることがありません。
ガシガシと掃除することができます。

赤玉土だと柔らかく、掃除するたびに形が崩れていきます。
また、表面にコケが生えたら、表面を取り除いたら廃棄するしかありません。

砂利系だと取り出して乾燥させて、洗えば再利用することができますよ。

適度に遮光する

日当たりが良すぎるとコケが大繁殖します。
適度に遮光し、日光を抑えるようにしましょう。

暑くなる季節では遮光することで、水温の上昇を抑えることができます。

夏の水温対策と合わせて遮光することで、コケの繁殖スピードを抑えることができます。

コケ取り生体を入れる

ビオトープ内にコケを食べてくれる生体を入れます。

コケを食べてくれる生体

  • ミナミヌマエビ
  • ヤマトヌマエビ
  • ヒメタニシ
  • ラムズホーン

コケ取り能力が高いのはヤマトヌマエビです。

ミナミヌマエビは、ヤマトヌマエビに比べると小型でパワーがありません。
アオミドロに対しては増えてしまったものを食べることはありません。

まだ生え始めたばかりや枯れて痛んできたアオミドロを食べます。

ヒメタニシとラムズホーンはアオミドロを食べません。
壁面についた茶ゴケや汚れを食べます。

ビオトープにオススメはミナミヌマエビとヒメタニシ

ビオトープのヤマトヌマエビは落ちやすい

アオミドロ対策にヤマトヌマエビは絶大な力があります。
しかし、屋外ビオトープの環境に適応できず落ちやすいです。

我が家のビオトープにもヤマトヌマエビを入れていますが、半数くらいは落ちたんじゃないでしょうか。
何匹かは適応して暮らしています。

これから本格的な夏になってくると、より環境が厳しくなるのでどれほど生き残るか気がかりですね。

水草をたくさん入れる

水草は水中や底砂に含まれる栄養分で生長します。

コケ対策として有効な水草は、水中の栄養分を多く吸収するタイプです。

コケは根を生やしませんので、水中にある栄養分を吸収します。
同じ水中の栄養分を吸収する水草を入れることで、コケに回る栄養分を減らす訳です。

水中の栄養分を吸収が多い水草

  • 浮き草
  • 有茎草

浮き草はホテイアオイやアマゾンフロッグピッドなどの「水面に葉を浮かべ、水中に根を伸ばす水草」です。
底砂に根を張りませんので、水中から積極的に栄養分を吸収します。

マツモは根がありませんが、浮き草の一種です。

有茎草は、「茎のある水草」で茎から葉を伸ばし生長する水草です。

有茎草の中で栄養吸収が多いのは、生長が早い水草です。

ビオトープで用いられる水草で代表的なのが「アナカリス」です。

有茎草でありながら、底砂に根を張らなくても大丈夫です。
根から栄養分をあまり吸収せず、葉と茎から水中の栄養分を吸収して生長します。

低温から高温にも耐え、水質変化にも強いことから、アナカリスはビオトープに最適な水草の代表格ですね。



ビオトープのコケ対策はマメな手入れが必要

ビオトープを楽しんでいると必ずと言っていいほど、コケの問題が発生します。

冒頭にも述べましたが、コケが発生しないビオトープはありません。
多かれ少なかれ必ずコケは発生します。

今回の記事で書かれた方法を行うことで、コケの発生を抑えられます。

  • 物理的に取り除く
  • 水換えを頻繁にする
  • 底砂掃除をする
  • 適度に遮光する
  • コケ取り生体を入れる
  • 水草をたくさん入れる

紹介した方法+日々の手入れによって、ビオトープが綺麗な状態を保つことができますよ。