こんにちはTSUBAKIです。
夏は人にとってもメダカにとっても辛い季節です。
梅雨が明けて晴天が多くなり、夏本番となると日差しの対策が必要となってきます。
今回の記事では、メダカ飼育容器に使われる遮光方法について紹介します。
Contents
メダカの遮光対策は必須
夏の太陽光は非常に強いです。
昨今では夏の気温上昇に加え強い太陽光によって、メダカ飼育容器の水温は40度を簡単に超えてしまいます。
40度といえば、お風呂と同じくらいですよね。
夏の太陽光を防ぐために遮光対策が必須です。
遮光対策をせずにメダカは夏を乗り切ることはできません。
遮光方法はいくつかある
簾(すだれ)
簾は葦(あし)の茎で作られています。
葦は茎の中が空洞で軽い素材です。
元々、湿地や川辺に生えている植物ですので、水にも非常に強くなっています。
近年は国内での採取量が減っており、主に中国産の葦が使われています。
遮光率:50%程度
メリット
見た目が良い
メダカと簾は見た目の相性が非常に良いですね。
飼育容器に掛けているだけでも違和感がありません。
簾から抜けた太陽光が綺麗で、ビオトープとの見た目の相性は抜群ですよ。
熱を蓄えにくい
簾に使われている葦は茎の中が空洞なので、断熱効果があります。
夏の暑い太陽光を受けても簾は暑くなりにくく、飼育容器の水に必要以上に熱が伝わりません。
デメリット
遮光率が低い
遮光率は50%程度ですので、真夏の太陽光を遮るには少し力不足です。
1日中太陽光が当たるような環境でしたら、後に紹介する遮光ネットを使う方が良いでしょう。
広い面を覆うのは難しい(サイズが小さい)
簾は天然素材を使っているため、サイズがそれほど大きくありません。
複数の飼育容器を覆うためには、簾をいくつも購入する必要が出てきます。
黒の遮光ネット
ポリエチレン製の黒い紐状のビニールを複数編み込んで、布のような状態に加工しています。
遮光ネットの本来の使用用途は園芸用です。
夏の太陽光は野菜の種類によっては、非常に強くなっています。
太陽光を和らげるため遮光ネットを使用します。
遮光率:75%程度
メリット
購入費用が安い
黒の遮光ネットは100均で購入することが可能です。
サイズが大きいのが必要であれば、ホームセンターなどでも購入することができます。
家庭菜園で使用する方が多く流通量が多いため、入手しやすい価格となっています。
遮光率が高い
黒の遮光ネットは遮光製品の中で、最も高い遮光率があります。
基本的な遮光率は75%です。
他にも90%とか、非常に高い遮光率がある製品もあります。
メダカ飼育における遮光率は75%程度に留めておくのが良いため、一般的な遮光率75%の製品を使うと良いでしょう。
デメリット
熱を逃がしにくい
黒は熱を吸収しやすい色です。
黒の遮光ネットは遮光率が高いため日差しを遮りますが、熱を吸収し熱くなります。
空間が遮光ネットで覆われている場合や、飼育容器との距離が近い場合、遮光ネットの熱が伝わり熱くなりやすいので注意してください。
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白の遮光ネット
白の遮光ネットの見た目は、黒の遮光ネットの色違いです。
しかし、色の違いだけでなく遮光率が黒より低く設定することで区別をしています。
遮光率:50〜65%程度
メリット
遮光率が高い(黒よりは低い)
遮光ネットの作り方は黒と同じですが、隙間が大きく作られている製品が多くなっています。
遮光率は50〜65%程度で、簾より遮光が強く、黒より遮光が弱くなっています。
熱を蓄えにくい
白は黒の遮光ネットと比べて太陽光の熱を蓄えにくくなっています。
遮光率は黒より低いですが、体感する暑さは低くなります。
メダカは太陽光を好みますが、過度の暑さには弱くなっています。
白の遮光ネットは光を程よく遮り、熱を通さないのが強みです。
デメリット
購入費用が高い
白の遮光ネットは黒の遮光ネットと比べて、購入費用が高くなっています。
色違いだけではあるのですが、生産量の違いなどがあるのでしょうか。
価格差としては倍以上の差が有ります。
また100均では売っていません。
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オススメは白の遮光ネット
私のオススメの遮光は、白の遮光ネットを使うことです。
我が家でもメダカ飼育容器に白の遮光ネットを設置しています。
遮光率は65%のものです。
屋外飼育容器には全てに水草が入っているため、65%程度の遮光率が最適です。
高い遮光率だと水草の生長が鈍くなります。
遮光ネットでカバーできない所には簾を設置すると良いでしょう。
我が家では飼育容器の側面に太陽光が当たるため、簾を容器側面に固定しています。
容器側面に太陽光が当たると、水温上昇に繋がるためできるなら遮光するのが良いですよ。
夏の水温上昇が違ってきます。
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