5月はバラの季節です。
昨日は久しぶりの好天でした。
日差しが強くなっており、庭での作業も半袖で行っていました。
我が家は午後2時頃から日が当たらなくなるため、6ヶ月の娘をおんぶしながら作業をしたりしました。
抱っこだと落ち着かないのですが、おんぶだと落ち着くんですよね。
ただ腰が痛いです…。
でも、これから蚊の季節にもなるので、おんぶでの作業も終わりかな。
昨日の夕方にヒトスジシマカ(黒くて白い縞が入っている蚊)が現れていました。
乳児に虫刺されは良くないので、これからは私一人の作業になりそうですね。
我が家のバラはまだほとんどが開花前なので、開花に向けた準備を行っています。
バラの枝透かし(枝抜き)
冬から春になり、バラの生育は旺盛です。
朝見た姿と夕方見た姿が変わっていることも良くある話ですよね。
それぐらい生育が旺盛だと、逆に生育しすぎてしまうことがあります。
そうなると葉や枝が混み合って風通しが悪くなります。
風通しが悪くなると病害虫の被害を受けやすくなります。
そのため日々のバラの手入れとして「バラの枝透かし」があります。
不要な枝や葉を落とし、風通しを良くします。
不要な枝や葉を落とすことにより、元気よく伸びている枝に栄養を集中させることができます。
それが結果的に良い花を咲かせることに繋がります。
どの枝や葉を落とすのか
いざ枝や葉を落とすとなると、すこし迷ってしまいますよね。
私は一定の基準を設けています。
そうすると迷いが発生せずに作業をスムーズに行うことができます。

1.出開きの枝
この時期になってくると伸びる枝と伸びない枝の区別が分かりやすくなります。
出開きの枝は伸びている枝の下側についています。
少し伸びた段階で枝の生育が止まり、葉も硬くなっています。
そうなった枝はこれ以上生育することがありませんので、大胆に切ってしまいます。
2.内側に伸びた細い枝
バラの枝は基本的に芽の向きに沿って伸びます。
そのときに中心に向かって伸びてしまった枝が「内側に伸びた枝」にあたります。
力強い枝や樹形を乱すほどでは無かった場合には、そのまま残します。
しかし細かった場合には蕾が付いていても、思い切って切り取ってしまいます。
3.継ぎ目付近の下葉
春先のバラは病気になりにくいため、下から上まで綺麗な葉が広がります。
しかし、これから梅雨や暑い日が続くと下の葉は落ちてしまいます。
その落ちた葉が病害虫の温床になります。

そのため、あらかじめ株元の継ぎ目付近の下葉を摘み取ります。
葉は上から下に引っ張ると簡単で綺麗に摘み取ることができます。
下葉を摘み取ることによって、株元に日光が届くようになります。
するとシュートが発生しやすい環境になります。
どれくらい枝や葉をすかす?
たくさん元気に茂っている枝や葉を落とすのは勇気がいるものです。
私も大胆に透かしていると、間違って良い枝まで落としてしまうことがあります…。
枝透かしは病害虫の防除や良い花を咲かせるためにする作業です。
残す枝の基準は「これから花が咲く枝」です。
生育が順調な木立バラであれば、それ以外の枝は全て落とすようにしています。
逆に生育が思わしくないバラで合った場合は、重なった枝や葉を透かすくらいにしています。
蕾も大半を落とすようにしています。