こんにちはTSUBAKIです。
ステンレスフライパンでの調理は、こびり付きやすい印象がありませんか?
テフロンコーティングのフライパンと同じような調理を行うと必ず失敗します。
ステンレスフライパンは蓄熱性が高いため、肉類のソテーなどで本領を発揮します。
表面はカリっと仕上がり、中はジューシーになります。
ステンレスフライパンは一度買うと一生使うことができるほど耐久性の高い製品です。
こびり付かせず綺麗に焼くコツは一度覚えてしまえば簡単です。
今回の記事ではステンレスフライパンの基本的な使い方の紹介をします。
この記事を読んでステンレスフライパンの調理方法を理解できれば、より料理の幅が広がり楽しくなっていきますよ。
Contents
予熱をしっかり行う
予熱は、ステンレスフライパンで一番重要な工程です。
ちなみにテフロンコーティングのフライパンでは、過度の予熱は厳禁です。
ステンレスフライパンではしっかりと行う必要があります。
予熱を行いステンレスフライパンの温度をしっかり高めることが大切です。
ステンレスは非常に蓄熱性が高い素材で、一度温まると冷めにくい性質があります。
その蓄熱性は鉄以上です。
予熱によってフライパンに熱を溜めこむことによって、温度が均一になり、調理中も温度の上下が少なくなります。
予熱をしっかり行うことが、ステンレスフライパンで上手に調理するポイントです。
予熱方法は、何も入れていない状態のフライパンをコンロに乗せ加熱を行います。
コンロによっては高温防止装置が働き、弱火になってしまう場合があります。
高温防止装置はOFFにしておいた方が調理しやすいでしょう。
火が弱いと、いつまでも予熱が終わらない事態になります。
ステンレスフライパンの調理では基本的に予熱以外で強火を使うことはありません。
高温防止装置をOFFにするのに抵抗があるかもしれません。
予熱が完了すれば高温装置をONにすれば大丈夫ですよ。
また高温防止装置は一度火を消すと自動的にONになるので、付け忘れになることもありません。
予熱の目安
手をかざしフライパンから熱を感じられるようになったら、少量の水を垂らします。
垂らした水の状態で、予熱の具合を見極めます。
- 水が泡立って蒸発:温度が低い
- 水が蒸発せず転がる:温度が適切
転がる水滴は蒸発せずに転がり続けます。
そのような状態になれば適切な温度まで上昇したことになります。
予熱不足がこびり付きの要因
予熱が終わってから油を引く
予熱が完了したら油を引きましょう。
ステンレスフライパンは油の馴染みが良いので、簡単に広がっていきます。
油が底面全体に広がっているか確認を行います。
引いた油が加熱されていくと、波打ったようになってきます。
そこから軽く煙が出るようになれば、油の加熱もOKです。
ステンレスフライパンによっては、食材が持っている油のみで調理できる無油調理できる製品があります。
代表的な製品はビタクラフトでしょうか。
我が家にもビタクラフトのステンレスフライパンがありますが、無油調理をしたことがなかったりします。
脂質の摂取制限が必要であれば無油調理は有効です。
しかし、油を入れることによって風味が良くなりますので、使い分けが難しいところですよね。
慣れないうちは油は多め
ステンレスフライパンの扱いに慣れていないうちは、入れる油の量を多めにすると良いですよ。
こびり付きが起こりにくくなります。
油が増えるとカロリーが〜となるかもしれませんが、心配ありません。
ステーキやハンバーグなどソテー料理であれば、少しくらい多めの油を入れても食材が油を吸いませんので大丈夫です。
調理の途中でキッチンペーパーなどで余分な油を拭き取れば良いだけ
弱火〜中火を維持
引いた油の加熱が終わったら火は弱火にしましょう。
強火を維持したままだと、油が発火し火事になる恐れがあります。
ステンレスの蓄熱性により、弱火でも十分に温度を維持することができます。
焼けにくいなと思えば中火にしてください。
食材が多い場合などにはフライパンの温度が下がります。
フライパンのサイズに対して多すぎる食材は、失敗の原因になります。
食材が多い場合には、温度が下がりやすいのでサイズの大きなフライパンを使う
焼き目がつくまでじっくり
油の加熱が終わったら食材を置きます。
食材に焼き目が付くくらいまで、動かさないようにします。
焼き目は味を良くしますので、じっくりと火を通すように心がけてください。
特に鶏肉の皮面はじっくりと
食材を置いてすぐに触らない
食材を置いてすぐに触るとこびり付きが発生しやすくなります。
油が少ない食材は特にこびり付きやすくなります。
牛肉・豚肉は油が多くこびり付きにくいですが、鶏肉はこびり付きやすい食材です。
ハンバーグなどはフライパンに置いてすぐに触っても滑るように動きます。
これは食材表面に油が多いためです。
鶏肉は脂肪のあるなしがはっきりと分かれています。
皮面には脂がありますが、ある程度加熱をしないと油が出てきません。
肉の部分には脂肪がないので、こびり付きやすくなります。
すぐに触るとこびり付きやすい
フライパンに食材を置いたらすぐに触りたくなりますが、少し我慢しましょう。
入れる油の量が少なかったり、食材が持っている脂が少ないとこびり付きが発生します。
ある程度焼き目が付いてくると、フライパンから剥がれるようになります。
食材を置いて動かすのは焼き目がついてから
まとめ:一度こびり付きが出なくなったら大丈夫
焼き始めのこびり付きが出なかったら、再度こびり付くことはありません。
ステンレスフライパンの蓄熱性を活かして、思う存分調理を楽しんでください。
ステンレスフライパンでこびり付きを発生させないポイントは以下の3点です。
- 予熱をしっかり:水玉が転がるくらい
- 油を引く:多めでも後で拭きとれば良い
- 食材をすぐに動かさない:鶏肉は要注意
ステンレスフライパンはじっくりと焼く調理が得意です。
ステンレスフライパンは非常に高い耐久性を持っているので、一生使うことができるフライパンです。