水草

小型容器や底の浅い容器にもオススメ!浮き草のオオサンショウモ

こんにちはTSUBAKIです。

あなたはメダカ飼育に水草を入れていますか?

飼育方法には何もいれないベアタンクや、自然環境を取り入れたビオトープなどがあります。

我が家ではベアタンクとビオトープの両方があります。
ベアタンクは何もいれないという状態ではなく水草が入っています。

浮草は土に根を張らないので、ベアタンクでも簡単に入れることができます。

今回は浮草の一種であるオオサンショウモの紹介をします。

オオサンショウモとは

オオサンショウモは、学名: サルビニア モレスタ、漢字表記では大山椒藻と書きます。

デンジソウ目サンショウモ科サンショウモ属の多年生の浮遊性のシダ植物となっています。

原産:中南米の熱帯、亜熱帯気候地域

ショップでは「サルビニア」「メダカの浮き草」という名前でも流通しています。

育て方

オオサンショウモは、熱帯地域の植物ですので、寒さに非常に弱いです。

生育適温は20度〜28度くらいです。
明るい環境を好みます。

屋内よりも屋外の方が調子が良く、真夏の直射日光でも枯れることはありません。
しかし、水温が40度を超えるような環境は良くありません。

真夏には適度な遮光対策をしましょう。

肥料などは必要ない

メダカなどの生体が入っている容器に浮かべるのであれば、肥料は必要ありません。
日光が入る明るい環境では、どんどん生長していきます。

生長を促すために肥料を入れるとコケが増える可能性もあります。
基本的には肥料は入れないことが良いですね。

メリット

オオサンショウウオは、ホテイソウやアマゾンフロッグピッドと同じように、浮き草としてのメリットがあります。

生長が早い

オオサンショウモは浮き草の中でも、とくに生長の早い部類に入ります。

葉が大きくなると対になった葉が折れ曲がるようになります。
小さなうちは平らな葉を展開していきます。

葉が大きくなるには強い光が必要で、屋内の水槽ライトでは小型のままになります。

ただし、葉が小さくとも増殖のスピードは早いので水面をどんどん覆っていきますよ。

水中の不要な養分を吸収し水を綺麗に

浮き草は水中に根を伸ばし、土の中に根を伸ばしません。
そのため、生長に必要な養分は水中から吸収します。

水中の養分というのはメダカなどが出した排泄物(フンや尿)です。

排泄物が溜まってくると水質が悪化してきます。

水草は水中の不要な養分を吸収し生長するため、水(水質)を綺麗にすることができます。

特にオオサンショウモを始めとした浮き草は、水質浄化能力が高いと言われています。

葉に厚みがあるので熱を遮りやすい

オオサンショウモは葉が大きく厚みがあります。

厚みがあると発泡スチロールのような断熱材と同じ効果がでて、熱を遮りやすくなります。

熱を遮ることができれば、水温の上昇を抑えることができます。
暑くなる夏の日差し対策として有効ですね。

 

デメリット

メリットが多いオオサンショウモですが、デメリットもあります。

室内には不向き

オオサンショウモは強い光を好みます。
室内で生育させるには、強い水草用の照明が必要になります。

光量が弱い(暗い)環境だと、本来の大きく厚みのある葉を展開しません。
アマゾンフロッグピッドのような平らな葉を展開していきます。

冬(低温)に枯れる

熱帯地方の浮き草であるため、寒さに非常に弱いです。
屋外で無加温の状態では、越冬することはできません。

越冬させない場合には処分する

越冬させるつもりがないのであれば、秋の終わり頃には全て捨てるようにしましょう。

茶色く枯れてくると、葉が溶け始めて水質を悪化させます。
枯れたオオサンショウモは燃えるゴミとして捨てるようにしてください。

川や池に捨てるのは絶対にダメ

小型容器にもオススメな理由

オオサンショウモはNV13やバケツなどの小型容器にもオススメできます。

根が短くて水中が狭くなりにくい

水上の葉の部分に比べて根が短いのが特徴です。
根は長くて5cmほどでしょうか。

ホテイソウは20cmくらい根が伸びますし、アマゾンフロッグピッドも長くなると4〜50cmくらいまで伸びます。

根が長くなると、それだけ水中が狭くなります。

根が短いというのはメダカにとって快適に泳げるスペースが多くなるということです。

狭い容器や底の浅い容器にはオオサンショウモはぴったりの浮き草と言えるでしょう。

水面全体を覆う前に間引く

オオサンショウモは生長が早いため、小さな容器でしたらあっという間に水面全体を覆ってしまいます。

水面の半分くらいを覆い始めたら、オオサンショウモを減らしていきましょう。

あまりにも多いと光がメダカに届きません。
また、夜間に酸欠になる恐れがあります。

購入のタイミング

購入のタイミングは、最低気温が20度を超えてくる5月以降が良いです。
少し気温が低くなると葉が茶色くなり、調子を崩してしまうことがあります。

暖かく(暑く)なってから購入しても、購入が遅かったという風にはなりません。
生育適温(20度以上)だと、生長が非常に早いため、あっという間に水面を覆っていきますよ。

本格的な夏が始まる前に購入がベスト

購入する個数は少なくても大丈夫

オオサンショウモは生育環境が良い状態であれば、非常に早いスピードで増えていきます。

そのため、暖かくなってきた頃であれば、購入個数は少なくて大丈夫です。

あっという間に増えて水面を覆っていきますよ。

 

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